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庭木の剪定時期はいつ?季節や木の種類ごとに異なる適切なタイミング

草木の剪定を行っている人の手

 

庭木の剪定は、美しい庭を保つために欠かせない作業です。しかし、剪定のタイミングを誤ると、木の見た目だけでなく健康までも損ねてしまいかねません。そこで今回は、庭木の剪定に適した時期についてご紹介します。剪定の時期を間違えて木を枯らしてしまわないよう、今回紹介する内容を参考にしてベストなタイミングを見極めてください。

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季節ごとに異なる庭木の剪定時期

庭木は、1年に夏と冬の2回剪定を行います。余分な枝や葉が増えると、日当たりが悪くなるため、害虫や病原菌が増えて病気にかかりやすくなります。そのため、庭木の美しさと健康を保つには、剪定作業が欠かせません。ここでは、基本の剪定時期と方法に関して詳しくご紹介します。

夏に行う軽剪定

枝や葉がたくさんついた樹木は、夏の暑い時期になると風通しが悪くなります。暑い時期でも日当たりや風通しが良くなるように、余分な枝や葉を軽く取り除く程度に行うのが軽剪定です。風通しを良くしておくことで、害虫の発生も防げるため、木全体の健康が保てます。

 

夏から秋にかけて行われますが、真夏の暑い時期に行うと植木のダメージが大きく、弱ってしまう可能性があるので、日差しが熱い日に剪定を行うのは避けた方がいいでしょう。

冬に行う基本剪定

簡単に枝を取り除く軽剪定とは異なり、基本剪定では、余分な枝や葉を大胆に取り除きます。木に大きな負担がかかる作業であるため、木が衰弱して枯れてしまわないよう、休眠期に入り養分をしっかりと蓄えている冬に剪定を行わなければなりません。冬場に基本剪定を行うことで、春からの成長が促進され、庭木が健康に育ちます。

木の種類ごとに異なる庭木の剪定時期

庭木の剪定は、1年に2回、夏と冬に行うのが一般的です。しかし木の種類によって適切な剪定時期が異なるため、気をつけなければなりません。ここでは、木の種類ごとに適した剪定時期をご紹介します。

常緑広葉樹

常緑広葉樹の軽剪定は、8月~10月の比較的温かい時期に行うのがおすすめです。また、冬の寒い時期が過ぎた3月~6月の春先にかけて基本剪定を行います。寒さに弱い樹木であるため、11月~2月などの寒い時期に剪定を行うと、枯れてしまうおそれがあるので気をつけてください。以下は、常緑広葉樹の一例です。

 

  • キンモクセイ
  • サツキ
  • サザンカ
  • ツバキ
  • アオキ
  • オリーブ

常緑針葉樹

松、杉、もみの木などの常緑針葉樹は、寒さや乾燥が厳しい時期でも剪定することができます。しかし、バランスを整えながら成長させたい場合は、3月~6月の春先に基本剪定を行うのがおすすめです。軽剪定は、10月〜11月に行うといいでしょう。

落葉広葉樹

ヤマボウシやハクモクレンなどの落葉広葉樹は、3、6、9、10月に軽剪定を行ってください。この時期の合間の成長期(4~5月、7~8月)に剪定すると、樹液が出て樹木が痛みやすくなるので、木を切る行為は避けるべきです。

 

基本剪定は、枯葉が落ちた12月~2月の冬の時期に行いましょう。この時期は、枯葉が落ちた後なので枝の構造が見やすくなり、不要な枝を効率的に取り除くことができます。以下は、落葉広葉樹の一例です。

 

  • ハナミズキ
  • モミジ
  • ヤマボウシ
  • アオダモ
  • ハクモクレン

花が咲く植物

花を咲かせる樹木は、花が咲き終わってから剪定を行うのがおすすめです。剪定の時期を間違えると、花芽がたくさん付いている枝まで切り落としてしまう可能性があります。満開の花を楽しむためにも、開花前の枝のお手入れは控えてください。

適切なタイミングで剪定を行おう

今回は、庭木の剪定に適した時期について紹介しました。剪定には、夏の時期に行う軽剪定と冬の時期に行う基本剪定があります。しかし、剪定時期は木の種類によって異なる場合があるので、庭にある樹木の種類を確認した上で、剪定に適したタイミングを見極めましょう。

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